大学生活をこなす工夫
修学上のつまずきアンケート
大学に入って学修を続ける中でいろいろとうまくいかないことがあるでしょうか。自分だけの問題と思っていることも、案外他の人と共通する悩みであったりします。
こちらのアンケートでは、うまくいかない困りごとに回答すると、それに合わせた助言が出てきます。ちょっとした解決策のヒントとして、利用してみてください(回答は何度でもできます)。
修学上のつまずきアンケート
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履修計画
履修計画を立てる際にはいくつか気を付けておいた方が良いことがあります。参考にしてください。
科目には種類があります
履修する科目は大きく分けて、全学教育科目と専門系科目に分かれます。それぞれに下位分類があり、学部・学科によって卒業するために必要な単位数が異なります。まずはこの分類と必要単位数を把握しましょう。
学部・学科によっては、2年次、3年次、4年次(卒業研究)に進むために必要な要件(単位数)を設定していることがあります。これについても把握して履修計画を立てましょう。
これらの情報は、「全学教育科目履修の手引」に載っています。
時間割の組み方
高校までの時間割と違って、空いているコマをすべて埋める必要はありません。授業によっては毎週課題が出るものもあるし、学期に1回の試験で成績が決まるものもあります。課題が重なると授業時間外の作業が増え、試験が重なると試験勉強が重なってつまずきやすくなります。
課題がどれくらいでるか、成績評価の方法や比重といった情報は『シラバス』に掲載されています。履修を考えている科目があったら、時間割を組み、シラバスを見て、1週間の作業量や学期末の作業量を考えてみましょう。
履修登録期間
大学では履修科目を自分で決められるため、自分で履修科目登録をしなければなりません。登録期間は決められていますので、各学部、教養教育院のウェブサイトで確認をしてください。また、登録の確認をして修正ができる期間も決められていますので、それについても見落としがないように注意してください。
成績発表
各学期の終わりには成績が発表されます。これも必ず確認をしてください。その学期の取得単位が分かりますので、進級や卒業に必要な単位数のうちどの分類をどれだけ取っているかを把握しましょう。次の履修計画の役に立ちます。
履修相談会
学生支援本部学生相談センターでは、春学期の初めに履修相談会を開催しています。相談会では上級生が履修計画の立て方や時間割、シラバスの見方、授業についての情報などを教えてくれます。上手な履修計画を立てるために、活用してください。
履修相談会の案内は、学生支援本部のウェブサイト、SNSなどでお知らせされます。
時間管理
時間管理は自由度の高い生活を送る大学生にとって、獲得することが必要なスキルになります。時間をうまく使えればできることが増えますし、うまく使えないとやるべきことがたまっていって、心身の不調にもつながります。上手な時間管理の仕方を覚えてください。
時間の計算
移動の時間、作業の時間など必要な時間の計算は大目に見積もっておきます。たとえば移動時間では乗り換えに間に合わない、道を間違える、降り損ねるなどで時間をロスすることを考慮に入れて、必要な時間の1.3〜1.5倍の時間を見積もるなどです。
作業の時間も途中で、パソコンが不調になる、別の用件が発生する、必要なことを忘れていた、作業に必要なものが見つからない、などのロスが発生することを考えて、時間や日数を割り増しして考えると失敗が少なくなります。
取り掛かりに時間のかかる人は、そのことも考慮する必要があります。時間を計算するコツは、「未来の自分がうまくやれるだろうとあまり信用しないこと」です。
予定を詰め込まない
空いている時間があると新しいことを始めたくなる人がいますが、新しいことを始めるとその後も継続的に時間を取られます。いま時間が空いているということと、1週間後、1ヶ月後に時間が空いているということは同じことではありません。空いている時間を埋めたくなったら、1、2ヶ月先のことを考えて、その時にも時間が空いているかを確認しましょう。
ここでも「時間を区切って上手に仕えたらこなせるはずだから大丈夫」ということは考えないようにしましょう。たいていのことは計算通りに行きません。
リマインダーの活用
自分で時間管理が難しい時は、リマインダーを使いましょう。リマインダーは設定した時間にお知らせを表示する機能を持ったアプリです。携帯用のアプリ、パソコン用のアプリ、タブレット用のアプリ、どれにも共通のアプリなどがあります。
お知らせを表示する時間には工夫が必要です。たとえば、授業の課題があると、課題に取り掛かるタイミングと課題を提出するタイミングのそれぞれにリマインドが必要かもしれません。締切がリマインドされても、課題が終わっていなければ提出ができません。その場合、リマインダーが役に立たないことになります。
課題への取り組みを後回しにしがちな傾向があれば、あまり早くにリマインドされても、結局後に回して役に立たないかもしれません。その場合、「自分がいよいよ課題にとりかからなければいけないと感じるだろう」というタイミングにリマインダーを設定します。また、家では課題が出来ないのであれば、学校にいるタイミングにリマインダーを設定するなどの工夫も必要です。
課題の提出を忘れがちなのであれば、リマインダーを見てすぐに課題提出ができそうなタイミングを予想してリマインダーを設定します。たとえば、TACTで提出をするのであれば、パソコンがネットに接続されている必要があります。そのような状況を予想してリマインダーを設定します。
リマインドされても後回しにするのであれば、再通知の設定をしましょう。消してしまう=忘れてしまうになるため、消さないことが重要です。
支援アプリの使い方
ラーニングサポートブック
名古屋大学の学生は筑波大学BHE(アクセシビリティ)が提供している「ラーニングサポートブック」を利用することができます。発達障害のある学生を対象とした学修や生活に役立つ情報の配信サービスです。
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