障害学生の就職関連情報

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障害学生の就職関連情報

最近の障害者を取り巻く就職状況

 2014年に、日本も国連の障害者権利条約に批准を果たしました。これは、障害者の社会的参画をグローバルスタンダードのレベルで推進するという日本国の宣言であり、それを実現するための国内法の整備が着々と進行しています。例えば、2013年に障害者総合支援法が新たに施行され、2016年に改正されています。また、2016年には障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、いわゆる「障害者差別解消法」が施行されていますし、2018年には障害者雇用促進法の改正も予定されており法定雇用率のさらなる引き上げや、その算定基準に精神障害や発達障害も含まれるようになります。さらに、2020年には、東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されており、障害のある人々の社会的参画の後押しになるでしょう。

 こういった法的整備の推進もあって、近年の障害者(注:身体障害者手帳、精神保健福祉手帳、療育手帳等の所持者)の就職状況は売り手市場化しています。特に、新卒といった若年層の労働者人口が少なくなっていることもあって、本学では複数以上の内定をもらっている障害のある学生も少なくありません。

 しかし、障害があっても手帳を取得していない方もおられるでしょうし、わざわざ他人に自分の障害や病気を言う必要がないとお考えの方もいるでしょう。自身の障害に関する情報を企業に呈示したら、何かしら不利益を被るのではないかとお考えになる方もおられるでしょう。自身は手帳取得も考慮に入れているが、家族の反対があるといったこともあるでしょう。名古屋大学では、就職支援室や学生相談総合センターが、障害のある方々の個別の状況に応じて相談にのっています。情報はあるに越したことがないので、就職活動に不安を抱いている方はぜひ一度ご相談されてはいかがでしょうか。


法定雇用率って?

 「障害者の雇用の促進等に関する法律(障害者雇用促進法)」は、一定規模以上の事業主(従業員56名以上)に対して、その雇用する労働者に占める身体障害者・知的障害者の割合が一定率以上になるよう義務を課しています。それを法定雇用率制度と言います。あれ?精神障害者や発達障害者は?と思われた方もいるのではないでしょうか。2016年現在、精神障害者および発達障害者については雇用義務はありませんが、雇用した場合は身体障害者・知的障害者を雇用したものとみなされます。

 法定雇用率は、2016年現在、国・地方公共団体、一定の特殊法人は2.3%、都道府県等の教育委員会は2.2%、民間企業は2.0%となっています。法定雇用率未達成の事業主は、法定雇用障害者数に不足する障害者数に応じて1人につき月額50,000円の障害者雇用納付金を納付しなければならないこととされています。ただし、障害者雇用納付金の徴収は、常用雇用労働者数を101人以上雇用する事業主が対象となっています。

 改正障害者雇用促進法や、法定雇用率の算定基準は、こちら


今後の障害者を取り巻く就職状況の展望

 2013年、2018年、2023年と5年おきに、障害者雇用促進法が改定されております。その都度、法定雇用率の引き上げや、算定基準の中に精神障害や発達障害者が含まれるようになるなど、障害のある人々の就労状況は改善傾向にあります。さらに、上述のように若年労働者の減少と相まって、特に新卒採用における障害者雇用は、売り手市場に転じています。この傾向は、まだ続くと考えられます。しかし、法定雇用率の達成を優先に考えている企業も少なくないというのも現状です。また、障害者の就職状況における売り手市場は、これまで身体障害者のひとり勝ちであった様相を変え、障害者間の競争を促すことにもなっていくでしょう。結局のところ、企業と就労希望者の能力のマッチングが重要になるわけで、特に障害というディスアドバンデージがあれば、なお一層そのマッチング=適材適所が重要になるはずです。本人にとっても企業にとっても、とても大事なことでしょうから、就職活動に不安を抱いている方はぜひご相談ください。


本学の就職支援に関する取組

ガイダンス等による情報発信

  名古屋大学では、本学の学生(既卒も含む)の就職支援を、名古屋大学就職支援室や、学生相談総合センター就職相談部門が行っています。手帳の所持に関わらず障害のある学生に対して、就職に関する情報発信を様々な形で行っております。「様々な疾患や障害のある学生のための就職ガイダンス」や、「障害者雇用枠で採用された先輩との座談会」など開催していますが、まだ十分とは言えません。今後さらなる拡充を目指しており、例えば、企業とタイアップした障害者雇用に関する企業セミナーなども開催予定です。それらの情報は、名古屋大学就職支援室に掲載されていますが、毎回確認するのはなかなか大変です。そういった方は、就職支援室のメールマガジンへの登録を推奨いたします。

         
名古屋大学就職支援室

 本学の学生であれば、就職支援室のサイトから、ガイダンスやセミナー情報だけでなく、求人情報やインターンシップ情報にもアクセスが可能です。障害の有無に関わらず、精力的に情報を集めてください。なお、就職活動に関するガイダンスやセミナーにおいて配慮が必要な方への対応もしていますので、就職支援室にご相談ください。名古屋大学就職支援室は、こちら


Q & A

 障害のある学生や、その保護者の方々からよくある質問です。Q&Aは、こちら(作成中)。



  • はじめに
    名古屋大学では、障害のある学生が、その能力に応じて十分な教育を受け、豊かな学生生活を実現できるように取り組んでいます。
  • まず相談を!
    障害があるなどの理由により、修学や学生生活においてとまどいや不安があったら障害学生支援室に相談してください。
    支援体制・プロセス
学生相談総合センター障害学生支援室